日本の接骨師。50代男性。ユーザー名「あっくん」

略歴

 10代より心理学オタク。フロイトとユングに傾倒。大学で建築学を専攻した後、接骨師に転身。3軒の整形外科クリニックで理学療法科の主任を務めた後、4軒目のクリニックで副院長に就任。

 その後、系列病院の副院長を兼任しつつ、複数のクリニックの経営再建に尽力するとともに、整形外科プライマリケアにおける非侵襲的アプローチを追究。→ブログ「心と痛みの関係
 
 当時の主な研究テーマは骨折に対する非観血的治療、CRPS(RSD)の治療、心理カウンセリングおよびボデイワークによる疼痛マネジメント、末梢神経障害およびスポーツ障害に対するリハビリテーション。
 
 病院を一時退職して、長野県軽井沢町に移住。エッセイストとして活動。同時期に小説家を目指して文学賞へのチャレンジを続けるも連戦連敗。病院に復職して3年後、独立開業し、痛みの臨床研究に傾注。
 
 関節神経学の臨床応用を入口にして、神経可塑性の治療の最前線に身を置く。その後「痛みの原因診断に認知科学が果たす役割は大きい」ことを確信し、同科学と医療の融合をテーマに臨床研究を継続。
 
 心理学、建築学、医学、認知科学を学んだ経験を下に斬新な理論を構築。
 「関節受容器によるフィードフォワード制御」「椎間板トランス・ファンクション理論」「痛み記憶の再生理論」「デフォルト・モード・ネットワーク境界意識仮説(DMNゲーティング理論)」「痛みのクロスモダリティ仮説」などを発表。

 40代の頃に重度の潰瘍性大腸炎を発症。70kgあった体重が50kgに激減。緩解と再燃を繰り返す中、薬物療法の限界を悟り、世界中の食事療法を研究。最終的に断食、セルフタッチング、マインドフルネス等を組み合わせた統合療法によって難病を克服。現在はほぼ完治と言える状態。
 
 自身が脳腸相関を体現した経験を下に、フードリング(Food Counseling)を日々の臨床に導入。
 
 日本におけるミラーセラピーの第一人者であり、これを進化させたミラータッチングを考案。認知科学統合アプローチ(COSIA)、脳弾塑性誘導非侵襲統合法(BReIN)などを提唱。

主な講演・論文発表

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1993年 「AKA(関節運動学的アプローチ)の臨床」@日本柔道整復専門学校OB研究会
1994年 「AKA(関節運動学的アプローチ)による単純性仙腸関節炎の診断と治療」@第3回日本接骨医学会
1995年 「CRPS(RSD)発症の背景に関する一考察」@第4回日本接骨医学会
2003年 「絞扼性神経障害(entrapment neuropathy)の臨床」@関節運動学研究会
2004年 「回復期リハにおける運動療法の実際」@八王子工学院専門学校臨床研究会
2005年 「整形外科をめぐる常識の嘘(EBMについて)」@八王子工学院専門学校臨床研究会
2006年 「AKA-博田法の診断意義」@大東医学技術専門学校同窓会埼玉支部
2006年 「プライマリケアに必要な神経系の知識」@関節運動学研究会
2007年 「AKA-博田法の技術」@大東医学技術専門学校同窓会埼玉支部
2012年 「痛み記憶の再生理論」@関節運動学研究会
2013年 「関節受容器によるフィードフォワード制御理論」@BFI 研究会
2014年 「椎間板のパラダイムシフト-トランス・ファンクション理論-」@BFI 研究会
2015年 「無意識下情報処理が痛みや関節拘縮を改善させる理由-脳内補完とDMNとミラー療法-」@BFI 研究会
     「デフォルト・モード・ネットワーク境界意識チャネル仮説(DMNゲーティング理論)」@BFI 研究会
2016年 「ニューロ・フィクス(neuro-fixed)という視点」@BFI 研究会
     「関節反射ショック理論-肘内障の真実-」@BFI 研究会
     「触覚同期ミラーセラピーの臨床的意義」@BFI 研究会
     「意識のハードプロブレムに挑む“脳内意識重心仮説”」@BFI 研究会
     「ソフトペインにおける“シックスセンス・ペイン仮説”」@BFI 研究会
2017年 「脳疲労とは何か」@BFI 研究会
     「脳疲労とタッチケア-五感の起源“触覚”の不思議-」@大宮ソニックシティ一般講演会
2018年  「究極のタッチケア“BFI”とは何か?」@大宮ソニックシティ一般講演会
    「痛みとは何か?-その深淵なる世界-」@大宮ソニックシティ一般講演会
2020年 「痛みのクロスモダリティ仮説
2021年 「インプット・オリジン仮説
柔道整復師 三上敦士 BFI 認知科学統合アプローチ COSIA