現在のBReINの原型はかつてBFIと呼ばれていた技術体系にあります。BFIは以下のような症例に対応する目的で開発されました。

 弱刺激系の介入に対してさえも不安定な経過を示す患者群、CRPS(RSD)をはじめとする難治性疼痛群、極めて繊細な体質を持つHSPやエンパスの人々…。

 結果的には上記のような高感受性群のみならず、多くの症例に益をもたらす汎用技術となりました。ただし、認知の壁が高い患者、すなわちハード論への思い込みが強すぎる患者、弱刺激系の施術に対して頭ごなしに「こんなやり方で良くなるわけがない、こんなものは治療じゃない」という否定感情を強く抱くタイプには無力…。

 ちなみにこうした「決めつけ」を異常なほど強く発動させる人が世の中には一定数存在します。思考の針が極端なほど両端に振れやすい…、ニュートラルな思考が苦手な人々です。

 基本的に「話せば分かる」という次元は通用しません。理屈より感情が先に動いてしまうため議論ができない…、なのでディベートができない相手だという認識を持って対応する必要があります。

 さて、ここからが本題です。脳という複雑系を相手にする臨床(PtoB)では「施術者自身と技術の相性(親和性)」は無視できない要素です。自分にとって有用な技術が他の術者にとって必ずしも有用とは限らず、その反対も然り。

 これはPtoBだからこそ言える世界の話です。PtoPにおいては俎上に上りにくいテーマかもしれません(PtoB、PtoPについては造語一覧をご参照ください)。

 PtoBにおいては、自分がやりやすい技術、自分が納得できる技術を自分なりの技法に変えて、自分の中のルーティンに落とし込むプロセスが必須です。

 同時にマニュアルに依存することなく、ましてやカリスマの技術を模倣する必要もなく、目の前の症例(十人十色の患者)に対して、それぞれに最適な技術を使い分ける視点、自分の強みを最大限生かす視点が求められます。

YouTube「生活の知恵」より一部加工

 BReINは自身の知性と感性を表現する技術体系です

 こちらのページ『BReINとは?』で様々なテクニックを便宜上定めていますが、「脳という複雑系にアクセスする」「超個体差と対峙している」というPtoBの視点および相対医学たる軸があれば、形にこだわる必要は全くありません。

 BReINという看板はあくまでも施術理念の枠組みとして掲げ、その中身は施術者が100人いれば、100通りのやり方があっていいのです。

 脳への非侵襲的な介入はブレ―ニング・ダイバーシティ(造語一覧に解説あり)の観点から、引き出しが多ければ多いほど対応の幅が広がり、臨床家としてのクリニカルIQも高くなります。そして何より超個体差の次元を知ることで、結果が伴わない症例に対する推考力がUPします

超個体差についてはこちらの動画で解説しています。


 BFI時代に開発された様々なテクニックは、基本的にその多くが現在のBReINに引き継がれていますが、なかには使われなくなった技術もあります。しかしそうした旧い技術の中に、実はあなたにとって価値あるものが眠っている可能性があります。
 
 以下に紹介する動画ページにおいて旧BFI時代の様々なテクニックをご覧いただけます。皆さんの技術に採用するなり、あるいはプチ改良して使うなり、どうぞご自由にアレンジしてくださいそういう視点で見ていただければ、きっと有益なヒントが隠れていると思います。

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