概要

 
 以前のセミナーで紹介した脊柱管狭窄ラベリングの症例。通院中、診察中の泣き(感情解放)をきっかけにして回復に転じたが、その後痛みのバックドラフトを起こして再度激痛に襲われました。

 しかしその後、紆余曲折を経て2回目の泣き(このときは診察室ではなく、自宅での号泣)直後から、痛みが劇的に改善し、その後完全に消失。

 傾聴カウンセリングをルーチンに行っている現場では、アダルトクライングに遭遇する機会は多いと思われます。筆者の現場では日常茶飯事と言っても過言ではありません。

 ただし、泣きという感情解放が痛みの改善に繋がるケースと、繋がらないケースがあります。泣いて良くなる人、泣いても良くならない人、この違いは何に由来するものなのか?どんな要因が分かれ目となるのか?

 先に挙げた症例では、初回の泣きに見られなかったある心理的要因が、2回目には含まれていました。それが「強い感謝の思い」でした。講師のこれまでの経験値と照らし合わせてみても、同じ泣きでも、感謝が伴う泣きとそうでない泣きでは、予後が違っていたという印象が…。
 
 泣きの個人間機能(人前での泣き行為)、泣きの個人内機能(独りでの泣き行為)、心理的側面と生理学的側面の研究報告を総覧し、ベストセラーとなっているナポレオン・ヒルの名著を源流に持つ「感謝で思考は現実化する」という著作ならびに量子生物学の知見を引用しながら、アダルトクライングに秘められし脳弾塑性の発現について、講師が唱える仮説を紹介しています。是非ご視聴下さい。

動画(全38分)

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